中耳炎の種類
中耳炎の種類は、いくつかあります。
その中でも、主なものは「急性中耳炎」になります。
いわゆる「中耳炎」と診断されるものは、ほとんどがこの「急性中耳炎」と言われているのです。
この病気は、ウイルスが中耳に入って、炎症を起こしてしまいます。
症状としては、熱が出たり、耳が痛くなったりするものです。
通常は抗生物質の投与により、数日で治るのですが、長引いてしまうと別の病気をもたらしてしまうので、適切な治療が必要ですね。
他には、「滲出性中耳炎」があります。
これは鼓膜の奥に滲出液がたまってしまう病気です。
耳が痛くなったり、熱などの症状はありませんが、難聴のような症状が起こります。
幼児や高齢者に多く見られますが、テレビの音を大きくして見るとか、後ろから呼んでも気付かないなどの行動をしたら、注意が必要です。
この二つの中耳炎が治らないままで、炎症が慢性化してくると、「慢性中耳炎」となってしまいます。
耳鳴りなどの症状も出てきてしまうのです。
「中耳炎」と一言で言っても、何種類もあります。
それぞれに症状も違います。
繰り返し中耳炎を患うことによって、耳の骨を破壊してしまったり、鼓膜に穴が開いて治らなくなってしまう事もあります。
気を付けなければなりませんね。
耳は大切です。
聞こえない生活は不便ですよね。
今の生活に音が無くなってしまったらどうでしょうか。
静かを通り越して、怖いですよね。
耳に少しでも異常を感じたら、すぐに耳鼻科を受診することをお勧めします。
中高年の病気とタバコ・飲酒の関係
タバコは「百害あって一利なし」と言われています。
タバコには、ニコチン以外にもタールなどの有害物質が含まれており、その中には発がん性物質やがん促進物質などが含まれているのです。
タバコを吸い続けることにより、肺がんの発症率は高くなっていきますし、食道がん、胃がん、咽頭がんになるリスクも高まります。
もちろん、がん以外の病気にもなりやすいんです。
心筋梗塞や胃潰瘍、血液中の中性脂肪やコレステロール増加なども見られます。
厚生労働省の発表によれば、喫煙習慣がなければ、男性の46%、女性の8%はがんを防げたそうです。
次に、飲酒についてですが、適度なアルコールの摂取は、血行が促進されたり緊張を緩和したりする効果があります。
しかし、飲酒量が多いと、肝臓病などの生活習慣病にかかってしまう危険性が高くなります。
お酒の飲みすぎが原因となる疾患として、肝臓疾患や消化器系、血管系の疾患、脳疾患などもあげられています。
さらに、アルコールは高カロリーであるために、糖尿病や痛風などを招く恐れもあるのです。
また、お酒の飲みすぎは、肝臓だけでなく、脳にも深刻なダメージを与えます。
一日に飲んでもいい飲酒量を守り、必ず休肝日を設けることが大切です。
肝臓は不具合が生じても、自覚できる症状が現れにくいため、飲酒する機会が多いようなら、定期的に健康診断を受けるといいでしょう。
自分は健康だから大丈夫なんて思っていると、発病に気がついた時には手遅れということになりかねません。
40代の女性に多い病気
月経が終わる時期にあたる40~50代の女性に多く見られるのが、更年期障害です。
これは卵巣の機能が低下し、ホルモンのバランスが崩れることによって起こります。
卵巣の機能が低下すると、卵巣を刺激するホルモンが大量に分泌され、このホルモンが自律神経に様々な影響を与えるのです。
ちょうどこの年代になると、子供が親元から離れていったり夫の仕事が不安定だったり、両親の介護など心身共にストレスを感じやすくなっています。
そんな時に心と体の両方に症状が現れるので、厄介な病気なのです。
更年期障害の症状としてよく言われているのが、自立神経の乱れによって起こる突然の発汗・動悸や顔のほてりです。
心の方の症状としては、イライラや倦怠感・不安などが見られます。
症状も人によって様々なようですが、軽い場合であれば、自分自身で生活習慣を見直したり、適度な運動をすることで緩和されるでしょう。
ですが、重症な方であれば、病院での診察や治療が必要になります。
主に病院では、ホルモン投与とカウンセリングが行われています。
ホルモン投与は子宮筋腫など、他の病気を悪化させてしまう可能性があるので、自分で勝手に判断せず、お医者さんの指示に従う必要があります。
精神症状が強く出てしまう場合には、精神安定剤や抗うつ剤などの服用を勧められるでしょう。
精神的な症状は、我慢しているとどんどん悪化してしまいますから、早めに対策を取った方がいいです。
更年期障害の他に、骨粗鬆症や高脂血症なども40代の女性に起こりやすい病気です。