肩こりから来る首の痛み
日本人のほとんどは首と頭のバランスが悪く、華奢な骨格です。
そのため、首や肩の周辺の筋肉に負担がかかりやすく、肩こりを感じる人が多いと言われています。
肩こりを感じる部分は、人によって様々だと思いますが、首すじから肩にかけてだったり、背中の部分などが一般的です。
ところが、実際に調べてみると、こりを感じている部分ではないところが痛みの原因になっていることもあります。
首自体にこりなどの筋肉症状を感じていなくても、首が痛かったりすることがありませんか?最近では、パソコンを使って仕事をしたり、作業をする人が増え、長時間うつむき姿勢でいることが多くなりました。
このうつむき姿勢でいることこそが、肩こりの原因にもなり、首の痛みにも繋がるのです。
首の痛みを感じたあなた、思い返すとうつむき姿勢でいる時間が長かったりしませんか?実は、作業だけではなく、気分的な物でもうつむき姿勢になっているんですよ。
憂鬱だなぁと感じている時や落ち込んでいる時は、自然とうつむき姿勢になってしまいますよね。
気持ちが前向きになれない時はどうしても下を向いてしまうものです。
そのような精神的な疲れやストレスも、肩こりの大きな原因になります。
ストレスや疲労をためないために、ある程度は自分自身で解消出来るよう心がけましょう。
デスクワークなどで長時間同じ姿勢が続いた時は、首から肩にかけて伸ばしてあげるといいですね。
あまり急に伸ばし過ぎると、逆に痛めてしまうので、ゆっくりストレッチしてあげてください。
夜、お風呂に入って体が温まっている時に行うのも効果的ですよ。
病院で坐骨神経痛を治す時の治療法
病院で坐骨神経痛を治す時の治療法としては、まず、薬物治療があげられます。
辛い痛みを抑えるために、非ステロイド性の消炎鎮痛剤の飲み薬、もしくは、座薬を処方されるでしょう。
あまり長期間、このような薬を服用していると、胃腸機能や肝臓・腎臓機能に副作用を引き起こす原因にもなりかねませんが、医師の話をよく聞き、いわれた通りに服用していれば安全だと思います。
その他にも、ホットパックや極超短波などを使って温熱治療を行うこともあります。
これは血行促進を目的とした治療になり、温めることで痛みを和らげる効果が期待できます。
また、最も効果的で即効性があると言われているのが、ブロック注射です。
ブロック注射には様々な種類がありますが、坐骨神経痛の治療に用いられるのは、選択的神経根ブロックでしょう。
痛みを再度確認し、診断を行うためにも使われている注射です。
即効性はありますが、神経を傷つけてしまう可能性があったり、注射をする際に痛みを伴うなどというリスクもあります。
一度のブロック注射で、即痛みが消えるほど効果的です。
ただ、一回の注射で1ヶ月以上痛みが再度起こらないという人もいれば、1時間しか痛みのない状態を保つことが出来ない人もいるようです。
もちろん、ブロック注射を続けて完治した人もいます。
病院では、絶対安静のためにコルセットをすすめることがあります。
コルセットを巻くことにより、腹圧を上昇させ、腰椎を安定させるのです。
コルセットは体に合わない物を使っていると、悪化をまねく原因にもなるので、医師に相談してから購入してください。
坐骨神経痛の原因
坐骨神経痛が起こる原因は様々あります。
年齢によって原因も異なるようですが、若い年齢層の人に一番多く見られるのが、腰椎椎間板ヘルニアや梨状筋症候群です。
腰椎椎間板ヘルニアは、骨と骨の間から神経が飛び出し、この神経が障害を受けることにより、痛みが生じます。
他にも、神経根が坐骨神経痛に影響するものとして、骨の変形なども考えられます。
仕事やストレスが要因となって発症すると言われているのが、梨状筋症候群です。
骨盤の仙骨という骨から股関節の外側にくっついている梨状筋によって、坐骨神経が障害を受けるようです。
いくつかの種類がある坐骨神経痛の中でも比較的治りやすく、一番多く見られる症状です。
坐骨神経痛の他の原因としては、脊髄に通っている神経が何らかの異常で圧迫を受け、痛みを伴うことがあります。
圧迫を起こすものとしては、多発性硬化症や椎間板ヘルニア、脱臼や骨折などがあげられます。
ウイルス感染や腫瘍が原因で、坐骨神経痛が起こることも覚えておきましょう。
ウイルスが神経に入り込んで感染し、そのウイルスに侵された皮膚は激しい痛みやかゆみを引き起こします。
原因が腫瘍の場合は、骨に腫瘍ができて神経に影響を与えるものや神経自体に腫瘍ができるものなどがあり、場所や大きさによっても症状が違うようです。
また、骨盤の歪みが腰椎に与える影響はとても大きく、神経の圧迫の要因となる椎間板ヘルニアや骨の変形なども起こします。