腰痛ベルト
腰痛ベルトを使うと腰痛が起こりにくくなったり、ぎっくり腰の再発を防いだりできるでしょう。
腰痛ベルトには体を支えるサポートや腰痛が起きやすい姿勢を取りづらくする役割があります。
自分に合った腰痛ベルトがあれば、腰痛で仕事に支障をきたしたり、腰痛が怖くて遠出ができないということもなくなるはずです。
腰痛ベルトは二千円程度のものから一万円以上するものまで価格や形状に大きく幅があり、腰痛が起きている位置や体型に合わせて選びます。
あまりきつい腰痛ベルトをしていると、圧迫されて苦しいですし、血流も悪くなってしまうのでよくないです。
腰痛が起きないようにしっかりと固定してサポートしてくれるけど、通気性がよく、ずれにくいというのが腰痛ベルトの理想でしょう。
腰痛ベルトは試着できないことが多いですから、ウエストや骨盤の周りのサイズをメジャーなどでちゃんと測って購入してください。
デスクワーク用、中腰の姿勢が多い人用、スポーツ用、ぎっくり腰やヘルニア用など腰痛の症状に合わせた腰痛ベルトも売られていますから、症状に合った形状の腰痛ベルトを選ぶことをオススメします。
自分に合った腰痛ベルトをつけていると、腰痛も感じにくくなりますし、とても楽なので、寝る時以外はずっとつけっぱなしになってしまう人も多いかもしれません。
でも、腰痛ベルトに頼りきりになっていると、筋肉が衰えてしまう可能性が高いのです。
腰痛ベルトは必要に応じて、なるべく短時間の装着に留めましょう。
腰痛と肥満
腰痛と肥満には、密接な関わりがあります。
体重が増えれば増えるほど、腰にかかる負担は増えていき、やがて耐え切れなくなると、ぎっくり腰などの強烈な腰痛になってしまうのです。
肥満の人はバランスを保つために、お腹を突き出していることが多いですが、この歪んだ姿勢が腰に負担をかけています。
人並み以上に体重があっても、それを支えるだけの筋肉があれば、腰痛が起こりにくいかもしれません。
でも、肥満の人で充分に運動していて、しっかり筋肉がついている人は少ないものです。
かといって、肥満の人が急に激しい運動をして、脂肪をおとしたり、筋肉をつけようとするのも腰痛の原因になってしまう可能性が高いでしょう。
肥満の人は食事制限をしながら、ウォーキングなどの激しくない有酸素運動やできる範囲内でのストレッチなどをするといいです。
ウォーキングは消費カロリーこそ多くはありませんが、足腰を鍛えることができます。
足腰の筋肉を鍛えると、基礎代謝が上がるので、運動していない間にもカロリーを消費することができるでしょう。
ただし、変な姿勢で歩いたりすると腰に負担がかかってしまうため、正しい姿勢でのウォーキングを心がけてください。
脱水症状や日焼けにも注意が必要です。
中高年になるにつれて、筋肉量が減り、基礎代謝が落ち、肥満になりやすくなります。
老化も腰痛が起きやすくなる原因の一つですから、老化と肥満が合わさると相乗効果で腰痛が起きやすくなったり、痛みが酷くなったりしやすいので注意が必要です。
更年期 食事
更年期の食事は、栄養バランスを考え、規則正しくしっかりと三食摂ることが大切です。
更年期には、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量の減少に伴い、動脈硬化症や骨粗鬆症、脳溢血などの病気が起こりやすくなります。
それらの深刻な病気を予防するためにも、更年期の食事は重要なのです。
食品の中には、女性ホルモンに似た働きをしてくれるものがあります。
大豆イソフラボンを含む大豆製品(豆腐、豆乳、おから、納豆など)、柘榴のジュース、ごま、かぼちゃ、アボガド、アーモンドなどなど、更年期に効果的な食品はたくさんあるので、工夫すれば飽きずに食生活に取り入れられるでしょう。
ただし、大豆イソフラボンは過剰摂取するとよくないといわれているため、ほどほどにしておいてください。
ビタミンEを多く含むニラやほうれん草、うなぎや紅花油などもオススメです。
カルシウムを摂るために、乳製品や小魚も積極的に摂りましょう。
カルシウムと一緒にたんぱく質を摂るようにすると、吸収率が上がります。
卵や魚、肉、乳製品、豆腐などを上手に組み合わせたメニューを考えると効率的に栄養素を摂ることができるはずです。
牡蠣やレバー、牛肉、ナッツなどに含まれている亜鉛には、ホルモンバランスを整える作用があるといわれています。
更年期の食事は、塩分、脂肪分、糖質を控えめにして、カロリーの摂りすぎに注意する必要があります。
和食が中心の食物繊維豊富な献立にすれば、生活習慣病の予防にもなるでしょう。