更年期 基礎体温
基礎体温は、若い頃には妊娠を望む時、もしくは、妊娠したくない時などに測っていた方も多いと思います。
かつては基礎体温を測っていても、特に基礎体温を測る必要を感じなくなると、毎日測るのは面倒ですし、ついやめてしまいますよね。
でも、望み通り妊娠したから終わり、もう避妊する必要がないから終わりではなく、可能な限り基礎体温を測っていくことをお勧めします。
更年期に入ると、基礎体温にも変化が生まれてくるでしょう。
女性ホルモンのバランスが変化していきますので、体にもその症状が現れてきます。
では、どのように基礎体温の変化が現れるのでしょうか?
更年期に入ると、基礎体温の高温期が短くなってきます。
そして、その高温部分が低くなってくるのです。
更年期に入る前の自分の基礎体温の高温期がどれくらいの長さだったのか、そしてどれくらいの体温だったのか、それをわかっていないと、高温期の長さが短くなったとか低くなったとかはわかりません。
なので、短期間ではなく、長期間にわたって測る必要があるのです。
基礎体温を測っていなかったら、更年期に入ったことに気付かず、自分の体調がおかしいのは何故なのか、理由がわからずに不安に思う毎日を送ることになってしまいます。
更年期に入ったと自覚することによって、治療の仕方も変わってくるはずです。
このように、妊娠を望むなど短期的な目的がある時にだけ基礎体温を測るのではなく、自分の体のことですので、変化にすぐに気付けるように、いつも基礎体温を測っていくようにしましょう。
基礎体温を測るのは、とても大切なことなのです。
更年期 運動
更年期に入るから運動を始めるのではなく、日頃から運動をしていた方が健康を保てます。
しかし、多くの女性は、更年期に入ったから少し運動してみようかな・・・と思う方が多いようです。
では、更年期に入った方に適した運動というのは、どういうものでしょうか。
運動は、無酸素運動と有酸素運動とに分けられますが、更年期の方には有酸素運動をお勧めします。
有酸素運動とは、ウォーキングや水泳、太極拳や軽めのエアロビクスなどがあげられます。
日頃、ほとんど運動をしていない方は、手始めに散歩からスタートするといいでしょう。
散歩と言ってもダラダラと歩くのではなく、姿勢を正し、少し汗ばむくらいの速さで歩きます。
最初は無理をせず、15分くらいから始めて、慣れてきたら少しずつ時間と距離を長くして行くといいと思います。
更年期の運動は、自分のペースで行い、無理をしないことが大前提です。
そして、長く継続していくのが大切なのです。
また、筋肉や骨に衰えが見え始めている年代でもありますので、運動をする前には必ず、ストレッチや準備運動を忘れずに行い、筋肉を柔らかくしておくことも重要になります。
面倒でも、それが事故防止に繋がるのです。
少し慣れてきたら、筋肉トレーニングを取り入れてもいいでしょう。
激しいものではなく、スクワットなど足や腰の筋肉を鍛えていくものを重点的に行います。
老後も自分の足で、姿勢を正して歩くためにも、筋肉を鍛えていきましょう。
更年期 ダイエット
更年期に入った女性は、女性ホルモンのエストロゲンの減少により太りやすくなると言われています。
エストロゲンは、脂質代謝に関わるホルモンです。
20~30代の女性はエストロゲンが一番多く分泌されます。
40歳以降は徐々に減少していくので、太りやすくなるのです。
今までと変わらない食生活をしているのに、更年期に入った辺りから、太り始めたと感じる方が多いのは、そのためと考えられます。
また、基礎代謝も減少していきます。
さらに、運動不足が重なると太る要因が増えることになります。
では、基礎代謝をあげるためには、どうすればいいのでしょうか?
基礎代謝をあげるためには、適度な運動をするのが一番です。
激しい運動をする必要はありません。
少し汗ばむくらいの運動で大丈夫です。
運動と、かしこまらなくても、散歩でも構いません。
毎日、歩く習慣を身に付けると良いでしょう。
運動をする習慣を身に付けたなら、次に食事面も変えていきます。
今までと同じ食事をしていたら、たとえ運動をしていても太る一方です。
ダイエットと身構えなくて大丈夫です。
毎日の食事をちょっとずつ減らしていけばいいのです。
ご飯を一口分だけ少なくするとか、テレビを見ながら食べたりしていたお菓子などをやめてみるとか、外食などするときも、なるべく低カロリーの料理を選ぶように心がけたりしてみましょう。
たったこれだけのことでも、毎日ずっと継続していけば、年間ではすごい差になります。