腰痛鍼灸
腰痛に悩まされている方にも賛否両論がある「鍼灸治療」ですが、これは、鍼灸の特徴が大きく関係している事が要因かと考えられます。
鍼灸治療の良い所は、痛みが即座に治まる事です。
これが鍼灸での治療をを好んで受ける方の1番の理由では無いでしょうか。
また、鍼灸を取り扱う治療院の多くは健康保険が利用出来るようになっているので、マッサージ店などに比べ、長期的に通う事になってもそれほど経済的負担が掛からない事も利用者が多い要因の1つでしょう。
確かに、突発的な腰痛、例えば「ぎっくり腰」などの治療には、鍼灸は絶大な効果が期待出来ます。
それも、痛みがすぐに楽になる事がほとんどですので、このような症状の場合の対策にはとても画期的だといえます。
ですが、慢性的な腰痛などの場合、鍼灸は効果の持続性が低い為、完治を目的にするには心許無いのです。
これに加え、腰痛の他に吐き気、頭痛、発熱などの症状がある場合や排尿時の痛みや血尿、突き刺すような激痛がある場合は、鍼灸治療院では検査や診療が出来無いことがほとんどなので、病院での診察が先決だといえます。
このような特徴を持つ鍼灸ですので、状態や価値観よって向き不向きはあるかと思います。
今の症状から逃れたいだけなのか、完治を求めるのかなど治療院に訪れるか悩んだ際には、1度これらを参考に検討してみる必要があるといえるでしょう。
ただ、なんだか怖そうという理由で躊躇しているのなら思っている程、痛みも熱さも感じ無いので心配し無いでください。
腰痛予備軍チェック
2本の足で生活する人類には宿命ともいえる「腰痛」という病気。
背骨に沿って垂直方向に掛かる上半身の重みを腰がすべて支えるので、腰への負担が大きいのは仕方の無い事なのです。
背骨がS字カーブを描いているのは、このような負担を軽減する為なのですが、日常生活においても腰に負担をあまりかけないように心がける必要がある方がたくさんいます。
いわゆる「腰痛予備軍」といわれている方たちの事ですが、腰痛が起こる前の段階では自覚症状があまり無いので自分で気付くのは困難だといえるでしょう。
ですので、セルフチェック法を少し紹介したいと思います。
中高年・運動不足・太っている・足を組んだり横座りする、もしくはあぐらをかく・姿勢が悪い・ヒールを良く履く・ストレスを溜め込みやすい・寝具が体が沈む程やわらかい・同じ体勢で長時間過ごす事が多い・以上の9点で当てはまる物がいくつありますか?
2つまでならまず心配無いでしょう。
ですが、3つ以上なら立派な「腰痛予備軍」です。
今すぐにでも生活スタイルを見直す必要があるといえます。
6つ以上あった方(特に9つ全部だった方)、もう軽い腰痛になっていませんか?
ここまで多く当てはまるのは、かなり要注意な状態です。
さて、簡単なチェック法ではありますが、結果はいかがでしたか?
ヘルニアなんていう怖い病気もありますし、運動や姿勢を少し意識するだけでも予防に繋がります。
ちょっと面倒ではありますが、健康を保つ為にも是非頑張ってみてください。
腰痛対策
腰痛を経験した事が無い人には「贅沢病」などと馬鹿にしたような扱いを受ける事も少なく無い腰痛。
このような腰痛から逃れたい方はきっと多い事でしょう。
そんな時に良く利用されるのが、腰痛対策本です。
腰痛対策本とは、多くの方が完治した方法が載せられていたりするのですが、「腰痛とは何なのか。」といった基礎的な事から予防法、改善法、対策グッズについてなどの各方面の詳細を知る事が出来る物、脊髄分離症・急性腰痛症・変形性腰痛症・慢性腰痛症などといった原因別の対策が細かに書かれた物まで幅広くあります。
これらを参考にした全ての人が腰痛が完治したといった訳ではありませんが、対策本によって苦痛から救われた人は少なく無いようです。
特に、慢性的な腰痛の場合の多くは放っておいて自然に完治したなんて例はあまり耳にしませんし、病院での治療に回復の兆しがみえずに困っているのであればこれらの対策本を参考に腰痛対策に取り組んでみてはいかがでしょうか。
腰痛対策に取り組む事によって、今まで気にも留めなかった自分自身の体の事を見つめる時間も増えますし、腰痛になってしまったのはなぜか?
という根本的な原因に目を向ける事で腰痛になら無い体を作る事も可能になってくるかと思います。
腰痛で辛い思いをする前の段階から改善するすべを身につける事が出来れば、腰痛の為に割いていた時間も、治療に消えて行くお金も必要無くなります。
これによって得られる心身的なゆとりは何物にも変えがたい事では無いでしょうか。