生理中は妊娠しない
生理中は妊娠しない。
そう勘違いしている方はとても多いですね。
しかし、それは大きな間違いです。
妊娠の可能性は、1年365日いつでもあります。
妊娠を望まないなら、どんな時でも避妊は絶対にしましょう。
ただ、妊娠を望む場合は、少し話が変わってきます。
生理中は、一般的に妊娠の確率が低くなります。
生理が不順でなく、28日周期の場合、生理開始からおよそ二週間ほどで排卵となります。
妊娠を望むなら、その排卵期を狙うのが一番確率が高くなります。
排卵日は、基礎体温をつけていれば、ある程度特定できます。
排卵日検査薬なども使えば、なお把握しやすくなるでしょう。
つまり、このような誤った情報は、確率が低いという話が、巡り巡って「妊娠しない」と伝わってしまったのだと考えられます。
妊娠しやすい時期やしにくい時期は、個人差も非常に大きいものです。
排卵が、月に一度でない方もいます。
生理周期によっても変化します。
排卵が不定期に起こる方もいます。
ですから、妊娠する為でない場合は、毎日が危険日なのです。
安全日なんてものは、存在しないといってもいいのではないでしょうか。
コンドームなどの避妊具は、性病感染の予防にもなり、様々な意味で安心です。
軽い気持ちや、その場のノリなどで軽率な判断をしないように注意してくださいね。
一つの命を生みだす行為ですから、責任が取れないなら賭けのような行動はやめましょう。
ナプキンでかぶれる
生理には、様々なトラブルがついてきますね。
生理痛や頭痛、倦怠感、イライラしたり悲しくなったりなど、トラブルには色々なタイプがあります。
そのトラブルの中でも、特につらいのはナプキンによるかぶれなどの肌トラブルです。
ただでさえ、生理中は不快感が大きいのに、かぶれたりしたら最悪です。
痒みや痛みを伴う事も多いので、イライラはさらに高まります。
生理中は、肌が敏感になっているため、それでなくても肌トラブルは多いです。
そんなところに通気性の悪いナプキンを装着すれば、かぶれてしまうのは仕方ありません。
かぶれを予防するには、通気性をよくし、清潔を心掛けるのが一番です。
こまめにナプキンを交換したり、ウォシュレットを活用したりしてできるだけ蒸れない工夫をしましょう。
また、最近は布ナプキンなんていうのも流行っていますね。
布ナプキンは、通気性抜群なので、かぶれる可能性は極めて低いでしょう。
ゴミが減るので環境にもいいです。
また、布ナプキンを使用していると生理痛がなくなったり、生理が軽くなったりするようです。
難点は洗濯しないといけないところですが、かぶれ予防だけでなく、生理自体が軽くなったりするなら、試してみる価値はあるかもしれません。
また、ケミカルなものが肌に触れないだけでもかぶれ予防になります。
なので、普通のナプキンの上に、いらないTシャツの切れ端などの布をのせておくだけでも効果は期待できますよ。
月経前症候群がひどい
みなさんは、「PMS」という言葉をきいた事があるでしょうか?PMSとは、月経前症候群の略です。
誰でも、生理の少し前になると、イライラしたり、子宮が重く感じたり、胸にしこりができたりなどと、様々な症状があるかと思います。
これのおかげで、生理が始まる心の準備ができるなんて方も少なくありませんね。
ですが、あまりにこのような月経前症状が激しい場合、PMS、つまり、月経前症候群の疑いがあります。
生理中は感情の起伏がある程度激しくなるものですが、生きているのが嫌になるとか、女である事を後悔するなど、一般的なものよりも症状が明らかに重い方は注意が必要です。
日常生活に支障がでるなんて方は、その症状が周期的ではないか?黄体期ではないか?などチェックしてみてください。
心当たりがある方は、細かく症状などの記録を取るようにしましょう。
そして、食事療法などを実行するといいですね。
糖分や塩分、カフェインの摂り過ぎは症状の悪化に繋がります。
逆に、症状の緩和に繋がるのは、豆類や野菜類、海藻類、玄米などをバランスよく取り入れた食生活です。
後は、ストレスを溜めないようにする事や、適度に運動するように心掛ける事が肝心です。
自己判断が難しい時は、婦人科で相談するのがいいでしょう。
病院に行く事に抵抗がある方は、インターネットサイトで相談を受け付けているところもありますので、それらを利用するのも一つの手です。