口が臭い原因
口が臭い原因は様々ですが、口臭と絶対的な関係があると言われているのはあなたの「舌」です。
この舌の汚れ、つまり舌苔(ぜったい)が付いた状態の舌は、コケ状の不純物が付いているので、舌が白くなっています。
この白い不純物は歯につく歯垢と同じようなもので、放っておくと口臭の原因となります。
また、口臭が最もひどくなると言われているのは、就寝から起床にかけての睡眠時間中です。
あなたにも経験があると思いますが、起きたばかりの口の中はなんだかネバネバしていませんか?睡眠中は、口の中の細菌の臭いを止める唾液の分泌量が減ってしまいます。
それで、口の中の細菌の活動が活発になってしまい、口臭が出る原因となっているのです。
これと同じ理由で、ストレスによって口臭が出る事もあります。
人はストレスや緊張などによって唾液の分泌量が少なくなります。
その為、口の中は唾液の働きによって口臭を抑える事が出来なくなるのです。
ですので、緊張したり、睡眠不足だったり、ドライマウスなどで、唾液の分泌量が減ってしまうのも、口臭の原因となっていると言えます。
歯周病が口臭の原因となっている場合も多くみられます。
この場合には、適切な治療が必要となるので、医師の指示を仰ぎましょう。
このように、口の臭いの原因は色々とあります。
もし、口臭が気になるようであれば、あなたの口の状態を注意して観察し、まずは口臭の原因を探るようにしましょう。
虫歯の進行
健康にも食生活にも大事な歯ですが、ほとんどの方は虫歯になった経験があると思います。
虫歯の進行具合というのは、どういうものでしょうか?エナメル質内だけの虫歯(痛みはない)→進行(甘いものがしみる)→象牙質に達した虫歯(冷たい物がしみる)→歯髄に達した虫歯・炎症(熱いものがしみるようになる)→炎症が進む(痛い)→神経が壊死をする(痛みを感じない)→膿が溜まって再び痛む。
こういった進行状況をたどります。
歯が痛くなって歯医者に行こうと思っていても、忙しくて後回しにしていたら痛くなくなったので、そのまま行かなかったっていう経験のある方も意外に多いと思います。
実は、これはあまりよくない状態です。
虫歯は治ったわけではないのです。
放置していては、また激痛を感じるようになります。
痛みが治まっても、必ず歯医者さんに行きましょう。
虫歯の進行が激しくなると、治療も段々難しくなり、時間もかかってしまいます。
最近は、ごく初期の虫歯なら、進行止めにフッ素を添付して様子をみることが多いです。
エナメル質までの虫歯なら、その部分を取り除く簡単な治療で済みます。
神経まで進行してしまった場合は、根の部分の治療が必要になってきます。
そうなると、型をとったり、歯を修復したり、クラウンを被せたりとかなり大がかりな作業になっていきます。
時間もかかります。
もっとひどいと、抜歯が必要になる可能性も出てきます。
自分で定期的に歯を点検して、初期の虫歯が見つかった時点で、出来るだけ歯医者さんに行くようにしましょう。
キシリトールと虫歯予防効果
キシリトールはフッ素と同じく虫歯予防のイメージが強いです。
しかし、そのキシリトールって、どんな効果があるのでしょうか?店頭には、キシリトール入りのガムがたくさんあります。
食後にキシリトール入りのガムを噛むと、いかにも虫歯予防に効果がありそうですよね。
でも、なぜ効果があるかなんてあまり考えたことがありませんでした。
虫歯の発生機序からいえば、まずは口に入った糖分をミュータンス菌(虫歯菌)が分解して酸を作ります。
その酸は歯のエナメル質を溶かし、虫歯を作りやすくします。
キシリトールは甘味料ですが、酸を発生しません。
このミュータンス菌がキシリトールを取り込むと、エネルギーを消耗させて、弱らせることができます。
そういったことで、菌の繁殖を抑えられることになります。
キシリトールを使用し続けることで、ミュータンス菌を弱らせることが可能なのです。
口の中の環境は人によって全然違います。
虫歯になりやすい人もいれば、なりにくい人もいます。
キシリトールも効果の程は人によって違うでしょう。
とはいえ、フッ素、キシリトール、歯磨きを行うことで、かなりの虫歯予防が期待できます。
継続していくことに意味があると思うので、ぜひ続けていきましょう。
いつも手を伸ばせる場所に、キシリトールガムなどを置いていたら、楽に続けられそうですよね。
バッグの中に入れておくと、外出先でも手軽に取れますし、続けやすいと思います。