いびきの種類
いびきの種類は、大きく分けて3つあります。
1つ目は、病気などとは関係無く、普通にかく「いびき」です。
これは、「単純いびき」と言います。
睡眠中に呼吸が止まることが無ければ、この「単純いびき」と考えられます。
2つ目は、睡眠中に呼吸が止まってしまう「いびき」です。
これは「睡眠時無呼吸症候群」と言います。
これは病気です。
10秒以上、呼吸が止まっている状態が1時間に5回ある場合は、「睡眠時無呼吸症候群」だと思われます。
この状態の9割以上は「閉塞型睡眠時無呼吸症候群」と言われています。
早めに医師へ相談した方がいいですね。
3つ目は、原因がわかりませんが、上気道が狭くなってしまったため、日中に激しい眠気を感じたり、睡眠中に慢性的にいびきをかいたり、睡眠中に脳波上の覚醒反応が起こるなどの症状が起こるものです。
睡眠時無呼吸症候群のように、睡眠中に呼吸が止まるということはありません。
しかし、この場合は、脳血管障害や心臓病、糖尿病の徴候として起こる事があるのです。
3つの種類をあげましたが、1つ目の単純いびきであっても、長期間続くのであれば、周りの方に迷惑が掛かります。
自分では、どのような「いびき」をかいているのかは、わからないですよね。
単純いびきだと思っていても、実は違うかもしれません。
どの場合のいびきであっても、医師の診察を受けた方が良いと思います。
いびきが解消し、安眠が出来るといいですね。
内臓から来る口臭
「胃が悪いと口がくさくなる」と良く言われていますが、それって本当なのでしょうか?胃炎や胃潰瘍、十二指腸などの病気になると、食べた物が消化不良を起こし、胃の中で異常発酵します。
その結果、発酵したニオイが体内から発生し、口臭となって出てくる事があります。
また、腸の働きの低下や腸内に病気があると、腸内の細菌バランスが崩れて悪玉菌が増殖し、ニオイが発生します。
肝臓の働きが正常であれば、ニオイ物質が分解されてニオイは発生しませんが、肝炎などで肝臓の働きが低下してくると分解しきれないニオイ物質が血液を通り、口臭となる場合もあります。
重度の糖尿病でも、口臭が強くなると言われています。
理由の1つとして、口の中の唾液が不足し、口の中の細菌が増えてしまう為のようです。
糖尿病の人は歯周病になりやすい傾向にあると言うのも、こういった理由からでしょう。
また、糖尿病を発病すると、体内に「ケトン体」というものが出来ます。
このケトン体が呼気中に排泄されることで、糖尿病独特の甘酸っぱい独特の口臭を発すると言われています。
口臭の原因は、口の中の原因が一番多いのですが、このように内臓の疾患が原因で発生する口臭もあるのです。
口臭が気になっている場合には、まず口の中に原因がないかを調べ、次に内臓の疾患を疑ってみましょう。
もし、何か原因があったならば、治療をする事で口臭が気にならなくなる可能性もあります。
口臭と遺伝
口臭が遺伝するかどうかと言われれば、基本的に口臭は遺伝する事はありません。
ですが、ただひとつだけ、「魚臭症」という病気は遺伝する口臭だと言えるでしょう。
それは、魚臭症は口臭だけではなく、体臭もひどいからです。
口の中に異常がなくても臭いが発生してしまうこの病気は、臭いが発生するトリメチルアミンが分解されずに血液中に残ってしまい、皮膚や口腔内から魚の臭いがしてしまうのです。
魚臭症は尿まで魚の臭いがするので、あなたの口の臭いが遺伝による魚臭症なのかどうかは、すぐに判断がつくと思います。
また、家族の誰かの口臭が強く、自分の口臭も遺伝なのだと勘違いしている場合もあるようです。
ですが、家族と生活習慣や食生活が同じである場合には、家族と同じ口臭がするのは当然と言えば当然の事でしょう。
口臭は遺伝しませんが、歯並びは遺伝します。
歯磨きで磨き残す場所が多くなりそうな歯並びの悪さが遺伝していると、家族と同じような口臭になる事も考えられます。
歯並びの悪さが気になるようであれば、人一倍気をつけて磨き残しが無いような歯磨きの仕方を練習しましょう。
何れにしても、あなたの口臭を遺伝と勘違いして諦めたりしないで、日頃からきちんと口の中をケアする事が大切です。
そうする事で、おのずと口臭のほとんどは解消されるでしょう。
間違っても、家族の誰かのせいにしたり、八つ当たりしたりしないようにして下さいね。