うつ病と高血圧の関係
高血圧の方にうつ症状が認められる事がありますが、高血圧とうつ病にはどのような関係があるのでしょうか?生活習慣病の中でも高血圧は最も多くの方が患っている病気ですが、高血圧の方にうつがどの程度認められるか調査をしたら、なんと3割の方がうつ症状を持っているというデータが出ました。
高血圧になりやすい方は、うつにもなりやすい要素を持っている方が多いので、うつ病を併発する確率が高くなっているのです。
高血圧の原因の多くが、うつの原因とも一致していますし、体質や生活習慣の他にも、体の調子を考えないで無理をしてしまうという性格も高血圧とうつの両方で共通する原因です。
他の原因としては、高血圧の方が血圧を下げるために使用する降圧剤には、副作用として意欲の低下、憂鬱などのうつ症状をもたらすものもあります。
高血圧の患者にうつの症状が出る確率が高いのは、上記以外にもストレスからくる不安や緊張などの精神的な原因から血圧が高くなるという事も関係します。
大きなストレスが掛かると、そのストレスを脳がキャッチして、それに対応するために交感神経の働きが活発化してきます。
交感神経が活発化すると、血圧が上昇してしまいます。
ですから、高血圧の治療をしているのに、なかなか効果がみられない方は特にうつ病を併発している可能性が高いです。
高血圧の方がうつ病である場合、血圧のコントロールが上手く出来ていない状態が続けば、心臓病や脳卒中の危険が高まります。
そのため、うつの治療も必要になってきます。
背中がしびれた感じの場合の病気
背中にしびれを感じたら、まずは、原因を考えましょう。
原因がすぐに解るなら、大きな問題はありません。
例えば、少し前まで長時間慣れない体勢でいたなどという場合は、一時的に血行が悪くなっただけですので、特に心配は必要ないでしょう。
筋肉疲労などからくるしびれであれば、マッサージやストレッチによってすぐに治まるケースがほとんどです。
しかし、背中のしびれには、内臓疾患のサインである場合も少なからずあります。
大病が潜んでいる可能性が高い場合の特徴としては、背中だけでなく手足もしびれるなどといった、他の部位にもしびれがある事です。
また、頭痛を伴う場合なども要注意といえるでしょう。
このような症状に考えられるのは、椎間板ヘルニアや内臓疾患の可能性です。
重度の内臓疾患は、発見が遅れると、死に至るようなものも少なくありません。
どんな病気でも同じですが、早期に発見し、治療をしていれば簡単に治るようなものでも、無理に我慢をしたせいで、取り返しがつかなくなる事は多いです。
そこまでいかなくても、治療期間が長くなったり、薬で治せたような病気が悪化した為に手術まで必要になったり・・・という場合もあります。
原因がはっきりしない期間は、不安もつきまといますよね。
我慢して放置する事には、何のメリットもありません。
デメリットは、挙げるとキリがないほどです。
是非、面倒がらずに病院で診察を受けてください。
背中の痛みと甲状腺の関係
背中に痛みを感じる事と甲状腺の病気の関係については、現段階では、解明されていない部分が多く残っています。
甲状腺の働きがスムーズでないと、血行が悪くなります。
となると、老廃物がつまる可能性も必然的に高くなってきます。
甲状腺の病気を抱える方が、肩こりや腰痛に悩まされる傾向が強いのは、この為だといわれています。
肩こりや腰痛は、重度のものになると、広範囲に痛みが広がったように感じる事が少なからずありますね。
それは、弱っていたり痛みがでたりする部位をあまり使わないようにと、その他の器官がその部分をかばおうとする為に起こります。
問題のないところに負荷が大きく掛かると、肩の痛みが首に、首の痛みは頭に、腰の痛みは足や背中に、といったようにどんどん転移してしまうのです。
これが甲状腺の病気と背中の痛みの関係として、今考えられる唯一の要因です。
ですので、甲状腺からくる背中の痛みには、血行をよくする栄養素を意識して摂取したり、ストレッチをしたり、マッサージをしたりといった、こりの予防を行うのが有効といえるでしょう。
また、甲状腺の薬の中には、胃に負担が掛かるタイプのものがあります。
胃の痛みは背中の痛みと関係性が強いので、何か思い当たる節がある方は、薬のタイプを変更できないか担当医に相談してみてください。
胃痛からくる背中痛の場合は、胃への負担を軽減できれば、改善されるでしょう。