糖尿病が進行と動脈硬化
糖尿病の合併症として、高血圧や動脈硬化になる事があります。
糖尿病は予備軍も含めると、約2200万人以上もいるそうです。
これは誰でも掛かりうる、国民的病気と言ってもいいでしょう。
脳卒中や心筋梗塞などの病気も、糖尿病の進行が原因で動脈硬化が進み、発病するケースが多いのです。
軽い高血圧でも、糖尿病のある方は積極的に治療する事が大切です。
糖尿病の方が高血圧をそのままにしておくと、心臓に負担が掛かり、動脈硬化を進行させてしまう危険性が高くなります。
自覚症状が少ない高血圧は、そのままにしておきがちですが、適切な治療と定期的な検査を受けないと、動脈硬化へ進行してしまいます。
糖尿病と高血圧は、健康な人が1とすると、心臓病や脳疾患に及ぼす危険性は6~7になり、動脈硬化が起こりやすくなります。
以上のように、糖尿病が進行すると動脈硬化の合併症を起こしやすいという事はお分かりだと思いますが、動脈硬化とはどんなものなのでしょうか?細い血管がダメージを受けると、動脈などの太い血管もダメージを受けてしまいます。
そして、動脈の内壁が弱くなり、コレステロールが内壁に付きやすくなります。
そうなると、動脈で血液の流れが悪くなり、動脈の壁を破ってしまったりします。
このような状況を動脈硬化と言います。
また、糖尿病の方は足にも異常が出やすくなりますが、足にも動脈硬化が現れます。
最悪の場合は壊疽へと繋がります。
健康な人よりも、糖尿病を患っている方は10年も早く動脈硬化になりやすいそうなので、早めの治療が必要です。
高血圧の時に食べてはいけないもの
高血圧の時に食べてはいけないものは、塩分の多い物、味付けの濃い物というのはよく知られています。
高血圧の人に限らず、ラーメンやうどん、ソバなどのスープやつゆを全て飲むと、すごい塩分を摂る事になるので、スープ類は残すようにしましょう。
また、味の濃い物も高血圧には良くないですが、高血圧だからといって、極端に味の薄い食事を作らない事も大切です。
高血圧の人の全員がそうではないと思いますが、血圧の高い人には濃い味の食事が好きな人が多いのです。
味が濃い=美味しいとなってしまっているのですね。
味が濃い食事が好きで、それに慣れている人に、極端に味の薄い食事をいきなり作っても、結局はしょう油や塩などをかけて食べてしまうので、塩分を余分に摂ってしまいます。
それでは、せっかくの減塩食が、無駄になりますよね。
ですから、少しずつ薄味の食事に慣れてもらうように、徐々に調味料の量を減らしたり、普通の醤油から減塩しょう油に変えてみたり、濃い目の天然だしを取ったりしてみるのが良いと思います。
だし汁でも、市販のだしを使うのではなく、きちんと天然だしを取るようにしてみると塩分が控え目になります。
天然だしを濃い目に取る事によって風味も増しますし、汁物や煮物の味付けを薄味にしても美味しく食べる事が出来るでしょう。
さらに、レモンや酢などの酸味やゆず、しそなどの香り、唐辛子、こしょう、わさびなどの香辛料を使う事で、塩分が少ない味付けでも、満足のいく食事が摂れるようになります。
高血圧に効果的なお茶
血圧を下げるお茶には、どのようなものがあるのでしょうか。
高血圧に効果的だといわれているお茶には、たくさんの種類があります。
例えば、杜仲茶や黒豆茶、ゴーヤ茶なども血圧を下げるのに効果的なお茶だといわれていますね。
血圧を下げるお茶の中で最近話題になったのが、たまねぎ茶です。
たまねぎ茶といっても、たまねぎの茶色の皮の部分を煎じて飲むというもので、きれいで無農薬のたまねぎの皮があれば、自宅でも作ることができるでしょう。
作り方は、玉ねぎ3個分の皮をよく水で洗って乾燥させて、500ミリリットルの水と一緒に鍋に入れ、沸騰させます。
沸騰したら中火にして3分煎じて、茶漉しなどで漉して飲むというものです。
作り方自体はとても簡単ですが、無農薬できれいなたまねぎの皮を手に入れるのが大変かもしれません。
もちろん、たまねぎ茶として市販されているものを使えば、もっと手軽にたまねぎ茶を利用できます。
市販のたまねぎ茶は、味も飲みやすく改良されているので、続けやすいですね。
捨てることがほとんどのたまねぎの茶色の皮が高血圧に効果的なお茶になるなんて、ちょっと意外ですが、この皮には利尿作用があり、排泄を促して血圧を上げる物質を抑える働きがあるそうです。
また、黄色い色素はケルセチンというもので、このケルセチンも高血圧には非常に効果があるといわれています。
血圧を下げるためにたまねぎ茶を飲むのであれば、1日3回くらい飲むと効果的です。
食事中や食後に飲むのも良いでしょう。