体臭を予防する方法
体臭は、対策を行うことである程度予防することができます。
ある程度というのは、体質や性別・年齢・病気の有無などにより、効果にも違いがあるからです。
ですが、何もしないよりは、少しでも体臭を抑える努力が大切ですよね。
まず、清潔を保つこと、これは誰にでも分かる事でしょう。
口臭にしても、汗の臭いにしても、清潔に保つことでかなり抑えることができます。
次に、飲食に気をつけて、栄養バランスの良い食事を規則正しく摂取するよう心がける事です。
この点はかなり重要事項で、これにより、体臭の元となる便秘を抑えたり、腸内の臭い成分を排出する効果が高まります。
また、アルコール類や焼肉・ぎょうざなど臭いの強い食事を避けることで、口臭を抑えるだけでなく、体内からの分泌物の臭いも抑えられます。
動物性たんぱく質や脂肪分は肥満ばかりではなく、体臭の原因にもなるのです。
また、不規則な生活も体臭の原因となりますから、規則正しい生活を送るよう心がけましょう。
女性より男性の方が一般的に体臭が強い人が多いといわれているのは、男性ホルモンによる汗腺などからの分泌物の成分にも原因があります。
睡眠不足やストレス・不規則な生活は、女性でも男性ホルモンを増やすといわれており、結果、体臭を強くしてしまう作用があります。
これらを総合的に考えると、運動も体臭の減少に役立つことがお分かりでしょう。
適度な運動はストレスを発散し、新陳代謝を上げる為、老廃物の排出にも役立ちます。
もちろん、運動後に汗を流すことは言うまでもありません。
体臭に効果的な薬・サプリメント
体臭防止には、一般家庭には大抵あるだろう、お酢・ミョウバン・重曹・梅干・お茶などが効果的だと言われています。
また、最近ではサプリメントや薬も色々販売されています。
口臭予防の為のガムやタブレットなら、日常的に取り入れている人も多いのではないでしょうか?このような商品はお菓子という手軽さがありますし、安価なので続けやすいのがいいですよね。
コンビニなどでも購入できるので、緊急性が高い時でもすぐに手に入ります。
でも、ガムやタブレットなどでは、一時的に口臭を予防するのが精一杯で、体臭は予防できませんし、口臭にしても根本的な解決にはなりません。
もっとしっかり体臭を予防したいのなら、薬局でしか買えない薬や漢方薬、サプリメントなどを利用するとよいでしょう。
いきなり薬や漢方薬を使うのは抵抗があるという方は、サプリメントから始めてみるのもいいと思います。
体臭防止のためのサプリメントは、腸内細菌に働きかけたり、体内の老廃物を排出する効果を高めたりするものがほとんどです。
特に、加齢臭などに効果を発揮するようですね。
また、体臭をいい香りに変えようというサプリメントもあります。
例えば、体臭がバラの香りになるというサプリメントが有名です。
ただ、サプリメントによっては、ある種の薬と一緒に飲んではいけなかったり、妊婦が飲むと危険なものもあるので、定期的に飲んでいる薬や持病がある場合は、医師や薬剤師に相談した方がよいでしょう。
体臭と妊娠の関係
妊娠中に体臭が強くなると言われますが、それは何故でしょう?妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりなど、女性の身体にかなりの変化が生じます。
特につわりは、普段なら全く気にならないような臭いに敏感に反応してしまい、酷ければ臭いで嘔吐してしまう症状です。
ですから、つわりの時期に自分で感じる自分の体臭に関しては、本人が感じるほど強くなく、特に問題ないとも言われています。
ですが、実際に妊娠中には、体臭がきつくなる要因がいくつかあります。
まず、妊娠中は便秘がちになります。
その原因はホルモンバランスが変化することや、つわりなどによって食べる量や食べられる物も変化するのが大きな原因ですが、特に妊娠中期以降は、どんどん大きくなる子宮に圧迫されて出しにくくなるというのもあります。
便秘は体臭に大きな影響を与える要因の一つです。
また、妊娠中は妊婦自身の体温が高くなっていますから、それだけでも汗をかきやすくなります。
さらに、お腹が大きくなってくるにつれて、乳腺の発達で乳房も脂肪をためて大きくなってくるため、ますます汗をかきやすくなるのです。
そして、お腹が大きくなってくると、かがむ事が出来ませんので自分で髪を洗うのが困難になってしまいます。
もし、妊婦が長い髪の場合だとすすぎが大変ですから、大抵は洗髪頻度が落ちるものです。
そうなると、汗や汗腺・皮脂腺に溜まった脂に雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
もちろん、それらは体臭の原因となりますから、実際に妊娠中、特に、後期には体臭がきつくなる傾向があるでしょう。