中高年に多い七大生活習慣病
「がん」「脳卒中」「心臓病」「糖尿病」「高血圧」「腎疾患」「肝疾患」を七大生活習慣病と呼んでいます。
「がん」は、体のどの部位にでも起こりえるため、とても厄介な病気です。
「心臓病」は、狭心症や心筋梗塞などのことを指します。
胸部に痛みや圧迫感を感じるだけでなく、息切れやめまいなどの症状も見られます。
「脳卒中」には2つあって、脳の動脈が破裂してしまう脳出血と脳の動脈が詰まってしまう脳梗塞とがあります。
高血圧の影響で常に血管に負担がかかり、血管が傷んでしまうことが原因のようです。
手足のしびれや頭痛などの前ぶれ症状が見られたら要注意です。
「糖尿病」は、遺伝的な物もありますが、カロリーを摂りすぎたり、お酒を飲みすぎたりすると糖尿病にかかると言われています。
初期段階では、自覚症状が見られないのも特徴です。
主な原因が、塩分の摂りすぎだと言われているのが「高血圧」です。
しかし、塩分の摂りすぎだけではなく、身内に高血圧の方がいれば注意が必要です。
高血圧は、心疾患や脳卒中など様々な病気を招くので注意しましょう。
腎臓は一度傷んでしまうと、元に戻すことは不可能です。
「腎疾患」は、失明などの合併症も引き起こすので、実はとても怖い病気です。
正しい食生活や運動で予防することが出来ます。
「肝疾患」は、バランスの悪い食生活やアルコールの過剰摂取などが原因のものと、ウイルス性のものとがあります。
なかなか症状が現れない臓器でもあるので油断してしまいがちですが、規則正しい生活を送り、予防していく必要があります。
更年期の女性が気をつける病気
更年期の女性が気をつける病気には、どのようなものがあるでしょうか?更年期の時期である40代から50代の頃には、子供が進学や就職、結婚などで独立したり、親の介護問題に直面することがあったりと、女性が大きな変化によるストレスを感じやすいでしょう。
さらに、更年期を迎える女性が共働きで仕事を持っている場合は、家庭でのストレスだけでなく、職場でのストレスも重なってきます。
精神的なストレスは、更年期障害を悪化させる原因になってしまいます。
特に、精神的なストレスを感じている方は、更年期障害の悪化からうつ病になってしまわないように気をつけてください。
他にも、更年期の女性が気をつけるべき病気としては、糖尿病や膀胱炎、高血圧症、狭心症、心筋梗塞などの心臓病、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、子宮がんなどの婦人系の病気、骨粗鬆症などがあります。
更年期により、エストロゲンが減少することで、様々な病気を発症する危険性が高まるので注意が必要です。
更年期を迎えたら、定期的に健康診断を受けたり、時間を作って検査を受けるようにして、病気の予防と早期発見に努めてください。
更年期を迎えると、女性の体は大きく変わってしまいます。
もう今までのような無理はしないで、なるべく体を労わってあげましょう。
胃腸に負担をかけない食事を摂ったり、適度な運動をしたり、過度な飲酒や喫煙などの体に悪い習慣を止めるなど、これまでの生活習慣を見直してみることをオススメします。
更年期に気をつけたい成人病
更年期に気を付けたい成人病には、骨粗鬆症、高脂血症、高血圧、動脈硬化、糖尿病などがあります。
骨粗鬆症とは、全体的に骨の成分が減少し、骨折しやすくなった状態を言います。
骨粗鬆症の約90%ははっきりと原因のわからないもので、そのほとんどが中高年に起こる退行期骨粗鬆症で、男女ともに発症します。
ですが、特に女性は、閉経の時に発症することが多く、男性に比べて発症時期が早いので注意が必要です。
骨粗鬆症が重症化すると、すぐに骨折するなどの問題を引き起こします。
高脂血症は、血液中の脂質が異常に多い状態の事を言います。
血液中には脂質として、中性脂肪、コレステロール、リン脂質、脂肪酸などがありますが、この中で特に高脂血症に関連するのは、コレステロールと中性脂肪です。
高血圧は、最大血圧が140mmHg以上、または、最小血圧が90mmHg以上の場合には治療が必要と考えられています。
高血圧になると、まず気を付けなければならないのが日常生活です。
高血圧の方には、肥満の方や血糖値が高めの方、血液中の脂肪過多の方が多いのが特徴です。
動脈硬化は、動脈が硬くなったり、もろくなったりする状態で、血管の老化現象です。
動脈硬化は、自覚症状がない状態で段々と血管を老化させていきます。
心臓の動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や狭心症が起こります。
糖尿病は、血糖値と呼ばれている血液中のブドウ糖濃度が増えて、体に様々な障害が起きる病気です。
このように、更年期に気を付けたい病気はたくさんあります。
未然に予防しておきたいですね。