痔になりやすい人とは
生活習慣に問題があると、痔になる確率がかなり高くなるのだそうです。
例えば、運転手さんのように、長時間同じ体勢で座らないといけない仕事についている方。
座る事がなくても、交通誘導員さんのような同じ体勢で立ちっぱなしの仕事についている方。
職場が寒い方。
このような方は特に痔になりやすいです。
期間限定ではありますが、妊娠中や産後間もない方も注意が必要でしょう。
もちろん、運動不足であったり、食事制限をしている方などもなりやすいですね。
お酒が好き、愛煙家、からい物が好きなどといった嗜好物によってもなりやすくなります。
下痢や便秘が慢性的な方も発症しやすいです。
トイレに長時間居座るのが好きな方も要注意です。
これらに、たくさん当てはまれば当てはまるほど、痔になりやすいタイプといえるでしょう。
痔にならない為には、これらに注意するのが一番ですが、嗜好物を無理にやめたり、必要以上に焦って生活リズムを変更すると、ストレスの原因になる事があります。
ストレスは痔だけでなく、万病のもとといっても過言ではないほどに、とても厄介なものです。
ですから、一度に無理して極端な制限をするのではなく、ストレスにならないように、ゆっくりとバランスを取りながら調整していってください。
少しずつゆっくりとやる方が、無理なく継続できますよ。
あまり初めから飛ばし過ぎると、投げだしてしまいたくなる事も多いようですから、負担に感じない程度から頑張ってみてください。
肛門科以外の病院に行きたい
痔で悩む方の多くは、肛門科に行く事に抵抗を感じているようです。
肛門科に行きたくないが為に、我慢してしまい、悪化させる例は少なくありません。
比較的軽い状態であれば、肛門科に行けば、手術をしなくても薬などで簡単に治る事も多い痔。
肛門科でなくとも、痔を治療する方法はたくさんあります。
内科や婦人科などでも、相談や治療はできます。
ですが、痔は人によって特徴も効果的な治療法も様々です。
確実に治すには、専門的な知識の必要な病気です。
婦人科や内科で相談すると、下剤や軟膏を、精密な検査もなしに処方される事が多いと聞きます。
これだと、確かに恥ずかしさはあまりないかもしれません。
でも、再発の可能性が高まるのは当然です。
女性は、特に便秘になりやすいので、痔を患う方はとても多いのです。
ただ、肛門の病気という事だけで、恥ずかしがり、誰にもいわずにいる事がほとんどなので、解りにくいかもしれませんが、珍しくもなんともない、大多数の方が経験している病気なのです。
腕のいい先生であれば、手術も痛みが全くないようです。
もちろん、恥ずかしがらずに軽度の段階で肛門科に行っていれば、手術も必要ないでしょう。
ちなみに、肛門科を受診する方の約70%が、治療に手術を必要としない痔なのだそうですよ。
痔は、いつかは治療しないといけない病気ですから、短期間で治療できる軽度のうちに、思い切って受診するようにしてください。
痔の薬を塗ったらかゆくなった
病院に行くのはちょっと抵抗がある。
そんな痔主さんはとても多いですね。
そのせいか、痔の市販薬を利用している方は少なくないようです。
自分に合った薬さえみつかれば、痛みも抑えられ、誰にも知られずに治療できるので、市販薬はとても便利です。
最近では、インターネットで購入する事もできますから、人目を避けたい方にとっては、とても嬉しい治療法でしょう。
ですが、市販の薬を使用していたら、痒くて仕方なくなったなどといった声をよく耳にします。
使い始めて数日で痒みがでる場合は、その薬が合っていないのかもしれません。
でも、ずっと使い続けている薬なのに、ある日突然、痒みがでたなんて方も・・・。
これは、蒸れが原因で起こることが多いみたいです。
どちらの場合にせよ、市販薬はお手軽さはありますが、万人に効果がある物ではないので注意してください。
やはり、一番の治療法は肛門科を訪れる事でしょう。
自分の痔のタイプに一番効果的な治療法・治療薬が解ります。
初めは勇気がいるかもしれませんが、診察が終われば、安心感と開放感が味わえます。
特に、女性の方は恥ずかしがる傾向がありますが、女性はもともと痔になりやすい方が多いのです。
肛門科と聞くと、重圧感を感じてしまう方もいるでしょう。
でも、最近の肛門科は、様々な面で配慮された、明るい雰囲気のところがたくさんあります。
インターネットで口コミをみると、少し勇気が湧くかもしれません。