不妊検査の内容
不妊検査を受けるとなると、どんなことをするのか不安になることと思います。
ネットや本を調べて下準備していても、緊張するものですよね。
では、不妊検査ってどんなものがあるのでしょうか?初めて病院にかかるときは、問診票を記入する場合がほとんどだと思います。
先生はそれを見て診察しますので、婦人科の問診票は独特ですよね。
口では言いにくいことを書くようになっています。
まずは問診、内診。
その後、状況によって必要な検査を行っていきます。
○基礎体温 自宅で毎日基礎体温を測定し、排卵が毎月きちんと行われているか調べます。
○経膣超音波 子宮の状態や卵胞を観察します。
○血液検査 黄体ホルモンを調べます。
○頸管粘液検査 排卵日のおりものの状態を調べます。
○子宮内膜組織検査 内膜の組織の一部を採取して調べます。
○子宮卵管造影検査 造影剤を使って、子宮や卵管の状態を調べます。
卵管の通過具合も見ます。
○通水検査 卵管の詰まり具合を調べる検査です。
○ヒューナーテスト 性交後の精子の進入具合を調べます。
○抗精子抗体検査 精子に対する抗体ができていないかを調べます。
血液で検査します。
○精液検査 男性側の原因を知るときに調べます。
精子の数や運動率・奇形率などを調べます。
最初に排卵がきちんと行われているかどうか?子宮や卵巣に問題はないか?ホルモンに異常はないか?卵管はきちんと通っているか?などを調べた上で異常がなければ、男性側を調べることになるようです。
妊娠する為に排卵日を知る
妊娠は簡単にできそうに思えて実はそうでなく、妊娠したいと思ったらまずは排卵日を知ることから始めないといけません。
排卵日を知る一番ポピュラーな方法は、基礎体温を毎日付けることですよね。
近くのドラックストアなどで、基礎体温計を買ってきて、毎朝起床時に寝たままの状態で計っていきます。
そして、それをグラフ化することで、大体の排卵日を知ることができます。
婦人科を受診するときは基礎体温表をつけるように言われることも多いです。
ただ、結構面倒だったりします。
生理周期が安定している人なら、計算でも出すことができます。
ただし、何かの拍子に不安定になる場合もありますから、確実とは言い切れません。
今は周期と前回の生理開始日を入力すれば、排卵日を計算してくれるネットサイトもあります。
排卵日周辺になると、急におりものの量が増えることがあります。
周期的に安定しているようなら、そういったことで排卵日を知ることもできます。
排卵日検査薬もドラッグストアで売っています。
妊娠判定薬と使い方はほぼ一緒です。
簡単に排卵日を知ることができますが、検査薬自体は決して安価ではありません。
排卵日チェッカーという唾液で排卵日を知るキットも売られています。
キット自体は安くはないですが、使い捨てじゃないという点では経済的かもしれません。
こういう風に排卵日を知る方法はたくさんあります。
子供が欲しいと思ったら、試してみてはどうでしょうか?
不妊の原因と男性
女性ならほとんどの方が、結婚したら子供を産んで母親になりたいと思いますよね。
妊婦さんや赤ちゃん連れのお母さんを見ると、心底羨ましく思ったりすることもあるでしょう。
私はどうして妊娠できないんだろうと日々思い悩んでいたりして、不妊外来に通ってみようかな・・・と足を運んで検査してみることに。
すると、なんと自分には全く問題がなく、旦那を説得し、しぶしぶ検査を受けさせたところ、実は問題があるのは旦那の方だったとは良くある話です。
ある体験談では、これが原因で離婚に至ったケースもあるようです。
昔は不妊の原因は女性にあると思われがちでした。
しかし、現代では男性不妊も問題になっています。
男性不妊は、普通は病院で検査を受けない限り、わかりにくいと思います。
なので、妊娠を望んでいて、なかなか妊娠できない女性は、ぜひ婦人科、もしくは、不妊専門外来を受診してみましょう。
統計的には、半分が男性側に原因があるそうです。
男性不妊の原因は、ほとんどがその精子にあります。
量が少ないとか、運動量が足りないなどです。
近年、話題になっているED(インポテンツ)などは1割程度にすぎないようです。
精子が全く作られていないなら絶望的かもしれませんが、少しでも健康で正常な精子が作られているのならば、現代の医学でもって妊娠出来る可能性はあるので、諦める必要はありません。
とはいえ、不妊治療には金銭的負担もかかるので、夫婦での話し合いが必要です。