トリコモナス
トリコモナス症は、トリコモナス原虫によって起きる感染症で、膣トリコモナス症と呼ばれることもあります。
日本人女性の5~10%が感染しているといわれており、感染すると十日くらいの潜伏期間の後、黄色や灰色のおりものがたくさん出るようになるそうです。
おりもののニオイがきつかったり、おりものが泡立つようならトリコモナス症の検査を受けてみた方がよいでしょう。
性器にかゆみや痛みを感じたり、セックスや排尿の際に不快感を感じることもあるようです。
男性が感染しても自覚症状はあまりありません(ごくまれに尿道にかゆみを感じたり、排尿や射精する時に痛みを感じる人もいます)。
男性の場合は、排尿でトリコモナス原虫が排除されることも多いですし、95%の男性に自覚症状がないのですが、パートナーの女性が発症したらピンポン感染を防ぐために、一緒に治療を受けた方がいいです。
トリコモナス症を放置すると、男性は尿道炎や前立腺炎を起こす可能性があり、女性は膣炎、子宮頸管炎、尿道炎、早産を起こす可能性があります。
トリコモナス原虫は肉眼ではみえない大きさで、膣内分泌物(男性は精液など)を顕微鏡で検査することで発見でき(男性はみつからないことが多い)、メトロニダゾールやチニダゾールの内服と同剤の膣剤を併用することで、十日から二週間程度で治るでしょう。
セックスで感染することが多いですが、感染者とのタオルの共用や洋式便器の便座、共同浴場の湯船のふちからも感染する可能性があるため、子供でも発症します。
発達障害 診断
発達障害の診断については、今のところ、基準がひどくあいまいです。
診断する医師や診断した時期によって、違う診断名をつけることもよくあるようです。
身近にいる親が、他の子供との違いや育てにくさを感じて診断を受けても、はっきりとした診断名がつかないこともあります。
発達障害だということがはっきりして、具体的な診断名がわかれば、学校や周囲の人に伝えることもできますが、発達障害かどうかもわからない状況では、ただの問題児と思われてしまいがちです。
発達障害の専門医なら、より正確な診断ができることもありますが、混み合っていて診断が受けづらいこともあるでしょう。
はっきりとした診断名がわからなくても、療育のための施設に通うことはできるはずなので、最寄の施設に相談してみてください。
療育のための施設には、病院の付属施設、民間の施設、地域の通所施設、NPO法人が運営している療育施設などがあり、その療育施設によって、療育の内容にも違いがあるでしょう。
自分の子供が発達障害だと診断された場合、大抵の親はショックを受け、絶望的な気持ちになります。
中には、診断名がはっきりしたことで、自分の育て方のせいではないと安心したり、今後への対策が立てやすくなったと感じる人もいますが、だからといって、すぐに全てを受け入れられるわけではありません。
つい他の子と比べて落ち込んでしまったり、自分の子の将来を悲観してしまうこともあるでしょう。
一人で悩まずに、同じ発達障害の子供を持つ親が書いた本やブログを読んでみてください。
発達障害の子供を持つ親の会などに入るのもいいと思います。